2020年2月13日木曜日

車いすのトイレ化!!(車いす自己流改造 第一弾!)

車いすユーザーであるリョータ氏のお出かけ時に大変なことと言えば、なんだと思いますか?

呼吸器や吸引器、外部バッテリー、注入(胃ろうからの注入用セット)
勿論これらは必需品です。
(;^ω^)

忘れたらどこかで買えばいいじゃんって訳にはいかないモノです。

これらのモノは車いすの下の搭載台に載せて、一緒に移動!!
(-ω-)/

その他にも重要かつ絶対に忘れてはいけない『大事なもの』があるんです。

それは???

『トイレセット』

世の中だいぶ便利になって、車いす用トイレはあちこちに出来ました。
出来ましたけどね。(;^ω^)
ベット(ユニバーサルベット)がついていないトイレばっかり。
( ノД`)シクシク…

リョータ氏のように、全身低筋力で腰も首もすわらない障がい者には、いくら広い車いすトイレがあったとしても、便座に移乗して用を足すことは出来ません!
(´;ω;`)ウゥゥ

自宅ではトイレットチェアー(リクライニングできるやつ)に移乗して用を足してます。
でも、出先に持っていくなんて出来ませんし(普通にデカい)、もちろん普通の便座に座るなんて無理。
では、どうしているのかというと???

車いすをトイレットチェアーとして使っているのです!!
(*^^)v

ユニバーサルベットがある場合、そこに横になったままでオムツをあてて用を足し、処理することもありましたが、あまりにもないところが多いので、必要に迫られて車いすの改造をしました。
(車で出かけている場合は車のシートで横になって・・・ということも過去にはやってました)

注意!
リョータ氏の場合ですが、排便のコントロールとして下剤各種を使用して泥状便にしているため、普通に座位でオムツで用を足すとあふれてしまいます。(ノД`)シクシク
ですから、ベットで横になってする場合もU字のエアークッション(円座のようなもの)にオムツをセットしておしりを浮かせた状態で空間を作っていました。


⇧のような事情もあり、お尻の部分に空間が絶対に必要!!
という事で、車いすの座面を工夫しています。

使用している車いすは『ネクストローラー』フルリクライニング出来る車いすです。

まず、座面部分のフレームにワイヤーネットにをのせて結束バンドで固定。
 その座面にチョット固めのスポンジをビニールシート(100均のテーブルクロスを使用)でくるんでテープでとめて、プラスチック板に両面テープなどで左右に固定したものをのせます。
 これまた100均のプラスチックケースをすきまにのせて。
 尿取りパッドを挟み込みます。(下の搭載台などへの漏れ防止のため)
 その上に大判のパットタイプのオムツをセット。
(背シートへの漏れ防止のために後ろ長めにセットします)
 全体はこんな感じ。

この上にリョータ氏が横になり、用を足します。
尿だけの場合は、使い捨てのトイレ(100均などにあるビニール袋の中に凝固剤が入ってるやつ)で排尿。たまに尿取りパットの時もあり。
終わったらお尻を拭いて、ベットがある場合はベットに移動。パンツやズボンをあげます。(*^▽^*)
もしベットがない場合は、先に使用済みの危険物 (笑)(オムツ)を外し、ビニール袋に丸めて入れてから、におい対策でジップロックなどのパウチの袋へ。
その後、本人の身支度を整え、座面のクッションをお尻の下にセット!
(実はこれが結構地味に大変(;^ω^) 毎回文句いわれます)
お尻の下はこんな感じに戻ります。
尾骨が当たると痛いらしいので、へこませてます。

ベットがない出先のトイレの場合は、一番先にお尻を支えて座面のシートを外し、ズボンやパンツを下げ、オムツをお尻の下にセット。
これも地味に筋力使うし大変です。(´;ω;`)ウゥゥ

でも、この改造のおかげで出先でもベットなし車いす用トイレで出来るようになりました。\(^o^)/

車いすの背面には安全ピンで大きめのバックを固定してあり、その中にはトイレセットを常時入れてあり、(大用・小用に分けて各種3~4回分)一日分は楽勝!

こんな改造する人、そうそういないでしょうね。(;^ω^)
でも、我が家ではこれでお出かけがずいぶん楽になりました。

ほかの皆さんはどうしてるんでしょう?
聞いてみたいなあ。

注意!
この改造は、自己流です。
我が家の場合は必要に迫られてこうなりました。
業者に頼んで、車いすを作るときに相談すればもっといい方法もあるかもしれません。

参考にしてもらうのは全然かまわないのですが、真似する場合は自己流ですので自己責任でお願いします!!
m(_ _)m